踊ろう!はじける笑顔で (46号)

スペイン南部アンダルシアの州都セビージャで過ごした1年は、一言で言って、不便の連続でした。

キリスト教の国ということもあり、日曜日には殆どのお店が閉まるし、土曜の午後も閉まる。

昼2時~5時はシエスタ(昼寝)タイムで閉まるし、夜の9時になれば飲み屋以外は閉まってしまい、24時間営業のコンビニもなければ、当然ながら自動販売機もない。

土曜、日曜、祝日と3日連続した場合、金曜日に買い溜めをしておかないと、週末は食べるものがなくなってしまう。

そして、目と鼻の先はアフリカ大陸ってこともあり、夏はものすごく暑い。

湿気がなくったって、4~50度にもなる夏は、本当に暑い。

なのに、半分位の家にはクーラーが付いていない。

クーラーが付いていても、質素倹約家のアンダルシアの人たちは夏場に2~3回、ほんの1~2時間程度、クーラーを付ける位で、後は我慢している。

コイワタイムズ33号でも書きましたが、質素倹約家のアンダルシア人は、電気にもうるさい。

誰もいない部屋や玄関、廊下、台所の灯が付きっぱなしってことはあり得ない。

どんなに暑くても、一日中クーラーが付きっぱなしってこともあり得ない。

トイレの便座が暖かいなんて、電気代がもったいないって言うに違いない。

 

「日本は便利だけど、便利でなくても、慣れれば平気」

それが1年間、日本のように便利でない土地で暮らした私の感想です。

 

そして、便利なことが必ずしも最良とは限らない。

現地の友人に、

「日本では、日曜だってお店は開いてるし、24時間営業のお店もあるから便利よ」と言ったら、

「そこで働いてる人の家族は、その人と一緒に過ごす休日がなくって可哀想だ。私たちアンダルシア人は、お店が閉まる前に買い物に行くから問題ない。皆が家族と過ごせる日曜日がある方がいい」という意見が返ってきた。

 

便利さを追求して、私たち日本人は大事な何かを失ったかもしれない。

過剰な便利さを捨て、我慢することを学び、失った大事なものを取り戻す時が来ている気がします。

 

カテゴリー: コイワタイムズ新着記事   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク