ゆる尼にゃんこ じけいにゃん (50号)

≪おもひで篇 その四 夢見る帽子≫


これはかつてじけいにゃんが、一年間、本山で修行した時のお話です。


前回までのあらすじ本山生活一日目。頭を剃って、着物の着方を習って、その日の終わりに告げられた翌日の起床の時間は、まさかの午前1時だったのです。
じけいにゃんに与えられた寮のお部屋は、4畳フローリングの個室。一間の押し入れと小さい机に電気スタンドがひとつ置いてあります。


みんなで大広間でザコ寝するのかと思っていたじけいにゃんは、ちょっとほっとしました。しかし、京都の三月の夜は思った以上に寒く、生れて初めて剃った頭がスースーしてなかなか眠れません。

やっと、うつらうつらして、じけいにゃんがお坊さんになって初めて見た夢は、頭が寒くて寒くて帽子を買いに行く夢でした。「これくださいにゃあ~」すると「ピピピッ」目ざまし時計が容赦なく鳴り、帽子なんか買いに行ける訳もないという現実に、すぐに引き戻されることになるのでした。「あ~、起きるの嫌にゃ~。まだ真っ暗だにゃ~。」


いよいよ本格的にお坊さんらしい生活が始まるじけいにゃんなのでした。つづく

 

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