ホスピタリティコラム~一期一会のその後に 「マナーとルールの違い」 52号

「マナーとルールの違い」


マナーは、あくまでも個人個人が自発的に行うもので、罰則もないし、強制もされません。
ルールは、破るとなんらかのペナルティーが課せられるもの。半ば強制されるものです。


一言で言うならば、マナーは「配慮」、ルールは「規則」

「配慮」 は人の内側から発せられるものであるのに対し、
「規則」 は人の外側からそうすべしとされるもの。


千代田区は東京の真ん中に位置し、区内に通勤などで来る
「昼間区民」の数は100万人とされています。

その100万人が出すタバコのポイ捨てなどのゴミがかなり深刻化した際、
全国に先駆けて歩行禁煙を条例化し、過料2000円という「ルール」を設けることに。


その時のキャッチフレーズは、「マナーからルールへ」
ルール化した効果は大きく、実際にポイ捨ては激減したそうです。


しかし現実には、千代田区から他の区への境界線を越えた途端に
タバコを取り出して「歩きたばこ」を始める、という状況・・。

そこで千代田区は、標語を「マナーから、ルールへ。そしてマナーへ」 と変えました。


外から押し付けたところで、本質的には何も変わらない。
罰則など必要ない、主体的なマナーへの回帰が、本当の目指すところなのですよね。


ちなみに、小岩のある江戸川区では、喫煙者のマナー向上の区民運動を継続的に行うことで、
現段階での条例制定は考えていない、とのこと。


一人ひとりの街を愛する気持ちが、罰則などいらないマナーの心を
ぐっと高めてくれるのだろうと思います。


<仁>

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