日仏建物事情と生活記 ~中古事情日本編 ~

日仏建物事情と生活記

 

~中古事情日本編 ~

 

日本では今まで中古は不動産価値が数十年でなくなってしまうことから、また老朽化の点からも敬遠されてきました。ただその傾向もここ数年ずいぶん変わりつつあります。

 

バブル世代のように資金が豊富にあるとは言えない世代が中古を利用し始め、また中古の面白さも発見し、中古利用が活性化されています。

 

私が思う中古の面白さは新築ほど資金を投入しなくても上手に手を入れればその表情がガラっと変わってしまうこと。え~!あの家がこんな風に!という驚きがあり、制限があるからこそその中でどう建物を生かしていくか、という試行錯誤があること。

 

家にとって一番大切な構造体に致命的な劣化がないことを確認することは当然第一にすべきですが、そこがクリアできれば、何も無理に新築にこだわり(しばしば資金面の問題から)満足度いまいちのものを建てるより、中古利用で満足度の高い空間を作り上げることができるのです。

 

断熱や気密のグレードを上げることもこのような全改修なら可能。きちんと計画をすれば、建物の寿命は伸び、日々使用するエネルギーを減らすことができ、何より建て替えの際に発生する大量の廃棄物処理にかかるエネルギーも節約できます。

 

日本でも中古市場はこれからどんどん拡大しそうですよ。

 

bis design 木村奈保

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