日仏建物事情と生活記~明かりの話 日本編~ 56号

~明かりの話 日本編~

日本では明かりはとにかく均一的に全体を明るくする傾向にあります。これは、辛い戦中戦後、暗~い中で貧困と戦ってきて、明るさは富の象徴だというイメージがある世代には残っているから、という話をどこかで読んだことがあります。

一方明るいと確かに人間は活動的になるので、購買意欲を掻き立てるため、商店などでは特に強い明るさにします。

30年ほど前には、日本の一般家庭ではまだ明かりの質を追求することは殆ど無く、高級ホテルでも蛍光灯はさすがに使わないものの、大きくてやたらゴージャスなシャンデリアなどを目立つところにど~んと置く程度でした。

最近はやっと明かりの質を検討する人も増えてきたかな、と思っていたら、一般家庭には最も使いやすく、美しい光を発する白熱灯は生産中止に追いやられてしまっています。

蛍光灯やLEDではいくら電球色と言っても発色がやはりあまりよくありませんが、それを使っていかに質の良い明かりを作っていくか、これからの課題です。

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